モアイ像 ~孤島に並ぶ謎の多いポリネシアの文化遺産~
こんにちは、セカケンです!
今回紹介するのはこちら!!!モアイ像!!!
正式には、モアイ像が存在する「ラパ・ニュイ国立公園」が世界文化遺産として登録されています。ラパニュイとは、先住民の言葉で『輝ける偉大な島』を意味します。
1722年のイースター(復活祭)の日に西欧人に発見されたことからイースター島とも呼ばれます。正式名称はパスクア島。
海に背を向けて建つ887体のモアイ像で有名なラパ・ニュイ国立公園は、チリの海岸から西へ約3,700kmの南太平洋のパスクア島全域を範囲とします。
4世紀ごろ、ポリネシア系の長耳族がモアイ建設をはじめました。南米から短耳族が移住してくると、以前は5~7mであったものが巨大化し、10mを超える像も作られるようになった。
ではでは、そのモアイ像の現在の姿をみてみましょう。
きれいに並んだモアイ像。
あれあれ??よく見てください!
モアイ像が倒れている!!
なぜ??モアイ像が倒れているの????
ここがポイント
フリ・モアイ
16世紀ごろにはじまった部族間の衝突により、互いのモアイを倒しあうようになってしまったのです!!
これを「フリ・モアイ」と呼びます。
モアイ像がつくられた理由は、先住民の貴族階級の先祖を祀るため、という説が有力です。
その貴族の権力の象徴ともなったモアイは、同時に、攻撃の的にもなってしまったのです!!
やがて、18世紀には島の権力が貴族階級から戦士階級に移り、モアイ像は建造されなくなっていきました。
長い間、イースター島を見守ってきたモアイ。
その背中には、部族間の衝突で刻まれた深い悲しみが残っています。